インドネシア投資・下流化省/投資調整庁(BKPM)は10月12日、ジャカルタで10~11日に開催された「インドネシア国際持続可能性フォーラム(ISF)2025」で、約278兆ルピアのグリーン投資コミットメントを確保したと発表した。クリーンエネルギーや海洋、炭素、林業、グリーンインフラなど多岐にわたる分野で13件の覚書(MoU)と3件の戦略的宣言が締結された。
BKPMのヌルル・イクワン投資促進担当副官は、ISFでの合意が持続可能な開発目標達成に向けた企業部門の具体的な関与を示すものと強調する。投資コミットメントの多くは即座に実現するものではないが、フォーラムの具体的な成果と評価した。
インドネシア商工会議所(Kadin)のシンタ・カムダニ副会頭は、ビジネス界が国のグリーン移行を牽引する準備があると言明。グリーン投資は経済成長に加え、中小零細企業の機会創出や雇用創出にも寄与するとした。