バリ島バドゥン警察は11月21日、チャングーのホステル「Clandestino Hostel」に宿泊していた中国人男性が死亡し、他の外国人観光客5人も下痢を発症した件で、捜査結果を発表した。バドゥン警察広報課のアイプトゥ氏によると、中国人男性の死因は特定できないが、消化器疾患による脱水症状と電解質不足が原因の可能性を否定できないと説明した。
遺体の司法解剖では暴力の痕跡がなく、消化器疾患の兆候が見られた。嘔吐物から農薬や有害化学物質も検出されなかった。死亡した中国人男性のほか、ルームメイトの中国人やドイツ人ら5人の宿泊客も同様の症状で入院した。
警察は、死亡は健康状態に起因する可能性が高いとし、引き続き原因究明を進める方針である。
