シャングリ・ラ ジャカルタは11月21日、館内の日本料理レストラン「西村」の新料理長に齋藤雄利氏が就任したと発表した。齋藤氏は東京の高級レストランで研鑽を積み、ジャカルタでも創作性の高い料理で評価を得てきたシェフだ。
埼玉県出身の齋藤氏は、辻調理師専門学校でフランス料理とイタリア料理を学び、さらに日本料理の伝統技法を深めた経歴を持つ。洋食の技法と和食の繊細さを併せ持つ点が特徴で、伝統を踏まえつつ現代的なエッセンスを加えるアプローチに定評がある。
就任にあたり齋藤氏は、「料理哲学は『おもてなし』に根差しており、意図と細部への配慮を大切にしている。日本料理の純粋さを守りながら、国際的な感性を取り入れた体験を届けたい」とコメント。
新料理長就任を記念し、ヨーグルト西京味噌とカリフラワーピューレでマリネした銀鱈のグリル、塩麹で旨味を引き出した和牛たたきなど、伝統と革新を意識した新作料理を披露した。
西村では今後、齋藤氏の監修による新たな季節メニューや、日本酒・ワインのペアリングが順次登場する予定で、より洗練された日本料理の体験を打ち出していく方針である。


















