インドネシアには、燃料を供給せずとも燃え続ける不思議な現象「Api Abadi(永遠の火)」が存在する。単なる地質学的な現象にとどまらず、歴史や伝説と結びつく神秘的なスポットである。今回は、旅人を魅了してやまない4つの場所を紹介する。
まずは、東ジャワのボジョネゴロにあるカヤンガン・アピだ。マジャパヒト王朝時代から燃え続けているとされ、東南アジアでも最大級の規模を誇る。
マドゥラ島、パメカサンのアピ・タック・クンジュン・パダムは、田園地帯の真ん中で燃える。科学的には硫黄と酸素の反応によるものだが、現地にはキ・モコという人物が杖を突き刺した場所から生まれたという伝説がある。
バニュワンギのカワ・イジェンでは、摂氏200度に達するガスが燃焼し、夜間のみ幻想的な「青い炎」となってその姿を現す。
そして、東カリマンタン・サマリンダのアピ・アバディ・スンガイ・シリンは、過去に国体の聖火として採用され、親しまれている。
これらの炎は、インドネシアの大地が持つ底知れぬエネルギーの象徴だ。
もうひとネタ!
カワ・イジェンの「青い炎」が見られるのは、世界でもここを含めて数カ所のみ。深夜から早朝にかけての登山が必要ですが、その苦労を補って余りある絶景です。


















