記事要約
ショッピングモール業界の競争激化を受け、商業施設の運営事業者には単なる空室補充や入居率の確保を超えた成長戦略が求められている。テナント構成の最適化や施設内の回遊性改善、多彩なイベント展開を通じた集客力の維持・向上が、持続的な価値創出の決定打となる。
ジャカルタに位置する商業施設リッポー・モール・クマンは、新店舗の誘致や既存テナントの契約更新・拡張を進め、2026年9月時点で95%を超える高い入居率を記録した。前年同月比で入居率が5%向上したほか、来場者数も同8%増と好調に推移している。同施設のディレクターを務めるディマス氏は、成長は単なる数値目標ではなく、消費者の購買行動や需要に即した店舗構成と特別な体験の提供が本質だと指摘する。
同施設では改装により施設全体の導線と接続性を向上させたほか、ユニクロの店舗改装に加え、飲食店などの新規テナントを導入。コンサートや2026年ワールドカップのパブリックビューイング、スポーツ大会やフェスティバルを積極的に開催している。単なる商品の購入拠点にとどまらず、娯楽やスポーツ、食、コミュニティーの機能を網羅した総合的な生活体験拠点への進化を目指す。
















・リッポー・モール・クマンは店舗刷新などで入居率95%超、来場者数8%増を達成した。
・イベント誘致などを通じ、単なる商業施設から複合体験型拠点への転換を進めている。