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新型コロナで経済失速、インドネシアで378万人が新たに貧困・529万人が失職へ=財務相

インドネシア政府はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、インドネシアでは378万人が新たに貧困に陥るとともに、520万人が仕事を失うとの試算を示した。

国際通貨基金(IMF)が先に、2020年には全世界的にリセッションに陥るとの見通しを占めており、インドネシアも景気低迷は避けられないという。

スリ・ムルヤニ財務相は4月14日の電話会議で、インドネシアの2020年の国内総生産(GDP)伸び率は1998年の金融危機以来で最低水準となるとみられているため、貧困層と失業者の増加は避けられないとの見方を提示した。

こうした中、同財務相はインドネシア政府が国庫を保健医療、社会的セーフティーネット、企業支援に振り向けると説明した。

政府の支援はさらに、インフォーマル部門から中小零細企業まで幅広い事業者が対象になる見通し。こうした事業部門の失速が解雇や社会不安につながるとみられるため対応を急ぎたいとしている。