米フェイスブックはこのほど、インドネシアのオンライン決済市場での事業展開に向け、地場企業との提携の可能性を探っていると明らかにした。
フェイスブックのインドネシア事業の広報担当者はこのほど、「われわれはインドネシアのパートナーと協議を進めている。ただし、まだ交渉中だ」と説明した。
インドネシアでは近年、消費者のオンライン利用が急速に拡大している。フェイスブックの直近の調査では、インターネットを利用する消費者の数は2017年に人口の34%に当たる6400万人だったものが、2018年には人口53%に当たる1億200万人に拡大した。
インドネシアにおけるオンライン決済の金額は2018年に15億米ドルに上った。これはさらに、2023年までに250億米ドルに拡大するとみられている。
すでにインドネシアにはオンライン決済事業のライセンスを取得している企業が少なくとも38社存在する。これにはGo-PayやOVO、DANA、LinkAjaなどが含まれる。