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両親亡くした小学生 団子売りで家族の生活支える

南タンゲラン市ポンドックアレンに住むプトラ君(12)は昨年、両親を亡くした。プトラ君は残された家族の生活費を稼ぐため学校から帰ると毎日、姉(17)が作ったチロック(キャッサバ澱粉で作る団子)を自転車の籠に入れて売りに出る。帰宅は夜の9時頃。
串刺しされたチロックは1本2000ルピア。多い時で1日に250本程売り上げるが、買い手が少ない日は、近所の住民に無料で配る。売上は借家の家賃や弟の幼稚園代、10ヵ月になる末っ子のミルク代に充てている。
プトラ君は仕事中、販売エリアを侵されたと思った他の商売人に追い出されたこともあるが、販売価格よりも高く支払ってくれる客もいるという。また隣人のラティニさんは、残された子どもらに同情し、チロック作りを手伝ってくれている。
プトラ君の夢は、弟2人が学校に行けるようになるまでチロックを販売し、少しずつ貯金をして自分の家を持つことだという。