インドネシアでは1日、国是となっている建国5原則パンチャシラを記念する「パンチャシラの日」を迎えた。
2016年にジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領により祝日に制定され(大統領令2016年第24号)、今年で4回目をとなる。
例年は、ジャカルタの外務省敷地内にあるパンチャシラ記念館にて盛大に式典が行われてきたが、新型コロナウィルス禍の今年はリモート形式が採用された。
ジョコウィ大統領は、「今こそパンチャシラの精神で国難を乗り越えよう。国民が民族・宗教・人種・階層(SARA)で区別されることがないよう中央・地方政府のすべての官僚に求め続ける」と国民を守る国の義務を強調した。
また国民評議会(MPR)のバンバン・スサトヨ議長がパンチャシラを、国民議会(DPR)のプアン・マハラニ議長が1945年憲法前文を読み上げる姿なども配信された。