南カリマンタン州南フル・スンガイ県の交番で1日午前2時15分頃(現地時間)、警察官が襲撃され死亡する事件があり、殺人の疑いでアブドゥル・ラハマン容疑者(19)が逮捕された。
警察によると同容疑者は、交番に停めてあったパトカーに火をつけ、爆発させた。異変に気付いて出てきた当直中の警察官と言い争いになった後、持っていたナイフで警察官を刺したという。
アブドゥル容疑者の所持品からは、過激派組織「イスラム国」(ISIS)の黒い旗や関連書類などが発見された。警察は、今回の事件をテロ行為とみて、国家警察対テロ特殊部隊デンスス88にも捜査の協力を求め、犯行の詳しい動機を捜査している。
インドネシア警察本部は今回の事件を受け、殉職した警察官に敬意を表して在職階級の准尉から警察曹長へ昇進させた。