南ジャカルタ地方裁判所は15日、計画殺人の容疑で逮捕、起訴されていたアウリア・クスマ被告と息子のゲオファンニ・ケルビン被告に対し、検察の求刑どおり死刑判決を下した。
同裁判は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためテレビ会議システムが使用され、スハルノ裁判長は判決文で「身勝手な理由かつ残忍な犯行」と述べた。
事件が起きたのは2019年8月末、アウリア被告は夫のエディ・チャンドラ・プルナマさん(54)と、義理の娘ムハンマド・アディ・プラダナさん(24)を殺害する計画を立てた。
同被告は、南ジャカルタ区ルバックブルスの自宅で2人に毒を飲ませて車に乗せ、西ジャワ州スカブミで、車に火を付け、崖から車を落下させて殺害。息子のゲオファンニ被告が一連の犯行を手助けしていた。
アウリア被告は多額の借金を抱えていたが、夫のエディさんに借金返済のための自宅の売却を反対され、腹を立てたことが動機だったという。