インドネシアのエイクマン分子生物学研究所で行われている新型コロナウイルスワクチンの研究に進展があった。
同ワクチンは、インドネシアの国旗にちなんで「赤白(メラプティ)」と名付けられている。現在研究されているのは組換えタンパクワクチンで、特長としては、製造スピードが速く、様々な抗原タンパク質を利用できるなどの利点がある一方で、一般的に免疫原生が低いという課題がある。
エイクマン分子生物学研究所の所長を務めるアミン・スバンドリオ教授はワクチンの開発状況について、基礎段階である20~30%が完了し、7月末~8月に動物実験を行う予定であることを明らかにした。動物実験はインドネシア科学院(LIPI)にあるバイオセーフティレベル3の実験室で行われる予定。
効果が期待できる結果が得られた場合は、年末にかけて臨床試験に移行し、2021年2月頃の実用化および大量生産を目指している。
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