北スマトラ州カロ県の活火山シナブン山(標高2460メートル)が8日午前1時58分、噴火した。噴煙は、山頂から上空2000メートルまで達した。
シナブン山が噴火したのは、2019年6月ぶり。国家災害対策庁(BNPB)は、警戒レベルを4段階中上から2番目の「シアガ(警戒)」に設定し、火口周辺3~5キロ圏内に近づかないこと、特に川の上流近くに住む住民には火山泥流にも注意するよう呼び掛けた。また火山灰が降った場合、身を守るためのマスクの着用や、上水の確保、屋根に火山灰を積もらせないことなども合わせて注意喚起している。