ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は10日、新型コロナウイルス感染症のワクチン研究が臨床試験の第3段階に進み、今後約6ヵ月以内に製造し、早ければ2021年1月頃からインドネシア全体への供給が可能になると述べた。
大統領府が動画サイト「ユーチューブ」に公開した会見の中でジョコウィ大統領は、バンドンを拠点とする国営ワクチンメーカーのビオ・ファルマ社で8月に1億回分のワクチンを製造し、12月末までに2億5千万回分の確保を目指していること、そしてこれらのワクチンはすべてインドネシア国内向けであることを明らかにした。
これまでインドネシアではエイクマン分子生物学研究所、インドネシア科学院、技術評価応用庁、科学技術省が一日も早いワクチンの実用化に向けて総力を挙げて開発に取り組んできた。ジョコウィ大統領は「2021年半ばには新型コロナウイルスが終息することを願う」と強調した。
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