ルフット・ビンサル・パンジャイタン海洋・投資担当調整大臣は9月26日、新型コロナウイルス(COVID-19)治療薬調達に関する調整会議で、バンドンを拠点とする国営製薬会社のビオ・ファルマ社に対してレムデシビルを含む新型コロナウイルス治療薬の生産加速を依頼したことを表明し、「国内生産を急ぐ必要がある」と述べた。
また、この件についてテラワン保健大臣は、国営企業庁およびインドネシア国家医薬品食料品監督庁との連携も含めレムデシビルの国内生産に必要な研究を全力で支援すると述べた。
一方、ビオ・ファルマ社のホネスティ社長は、現在レムデシビル生産のための許認可取得に取り組み、国内生産に向けた臨床試験(パイロット試験)に着手しているが、インドとの提携(輸入)もしくは国内生産という2つの選択肢を同時に検討していると述べた。