イスラム教指導者で副大統領のマアルフ・アミン氏が、新型コロナウィルスのワクチンは必ずしもハラール(halal)である必要は無いという見解を示した。
2日、副大統領の広報官が明らかにした。同広報官によると、副大統領の発言はルフット・パンジャイタン海洋担当調整大臣との、中国のバイオ医薬品シノバック・バイオテック(科興控股生物技術)と国営製薬会社ビオ・ファルマが共同開発中のワクチンの進捗状況についての話し合いの中で出たものとのこと。アミン氏は、「ハラールであることに越したことはないが、緊急事態のためハラールでなくとも問題は無い。」と述べたという。
同広報官は8月には、ビオ・ファルマ社に対してアミン氏がワクチンの配布を開始する前にハラール認証を取得することを強く求めていると公表していた。ワクチンがハラールであるべきかどうかは2018年にMRワクチンでも議論になったことがある。