政府は10月24日より新型コロナウイルス対策の活動制限(PPKM)レベル1~4が適用されているジャワ・バリ島を発着する航空機搭乗者に対して、PCR検査を義務付けた。具体的には、指定区間の搭乗には出発時刻の48時間前以降に検体が採取された陰性証明書の提出が必要となった。インドネシアではPCR検査の価格は迅速抗原検査に比べ高額であるため、搭乗客や観光協会からは反発の声が相次いでいる。
政府報道官は25日、航空機搭乗条件に関する規定変更の理由として、PCR検査は迅速抗原検査に比べ精度が高いためだと説明した。また、収容率を70%から100%に引き上げ座席間の間隔が従来の状態に戻ったため、感染者を再び増やさないよう当該規定変更が必要であったとし、政府は国民の健康を最優先し、今後の状況次第では規定内容の再検討や調整を行うと述べた。