ブディ・グナディ・サディキン保健相が8日に明らかにしたところによると、政府は米国の製薬大手メルク社が開発した新型コロナウイルス経口治療薬「モルヌピラビル」を100万回分購入することを検討している。
ブディ保健相は、年末年始の長期休暇で人々の移動が活発になり再びコロナ感染が広まる可能性を踏まえて、来月にはモルヌピラビルが国内で入手できるようにしたいと述べている。
また、自身を含む政府高官が先月米国ニューヨーク市を訪問し、メルク社の重役とモルヌピラビルをインドネシア国内で製造するための工場を建設することの可否について話し合ったという。ブディ保健相は、モルヌピラビルを輸入するだけではなく、ライセンスを取得して国内の製薬会社が製造できるようになることを望んでいると話している。