インドネシアの鉄道会社クレタ・アピ・インドネシア(KAI)は6日、医療従事者などに長距離列車の無料乗車券を進呈すると明らかにした。1万1000枚を上限とし、有効期間は11月8~30日まで。対象は公務員の教師と補助教員、医師以外の医療従事者、独立戦争に参加した国軍歩兵退役軍人会(LVRI)の会員となっている。
同社は、この活動を通してパンデミックで国民に貢献した医療従事者や教師、インドネシアの独立戦争で戦った元軍人らに感謝の意を表したいと説明した。ガンビル駅など国内の主要な駅12カ所の窓口で同月7~29日まで無料乗車券の受け取りが可能。その駅を出発地点とし、一人1回までの利用とする。鉄道の移動条件となる迅速検査費用は乗客の負担となっている。
同社は、20年にも教師や医療従事者を対象とする同様のキャンペーンを行い、無料券1万枚を贈った。今年は退役軍人会の会員が対象者に追加された。