ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は10日、新型コロナウイルス感染症に対応し死亡した医療従事者300人に対して、敬意の証として勲章を授与した。
授与式は保健プロトコル徹底の上、関係者のみで行われた。10月25日にジョコウィ大統領によって発令された大統領令2021年第110号に基づき、2種類の勲章(プラタマ勲章・ナラリヤ勲章)が授与された。プラタマ勲章の受章者は223人の医療従事者、ナラリヤ勲章の受章者は77人の医療従事者であった。
また「英雄の日」である同日、ジョコウィ大統領は4名の故人に「国家英雄」の称号を授けた。同称号は、インドネシアの独立と発展に貢献した人物に与えられるインドネシアにおける最高位の栄誉称号とされる。称号が授けられたのは、植民地時代にオランダ軍と闘い駆逐したスラウェシの英雄トンボロトゥトゥ王ほか3人。