西ジャワ州カラワン県の地方裁判所で11日、夫へ暴言を吐いたとして家庭内暴力の罪で訴えられていた妻(45)に対し、検察は懲役1年を求刑した。
検察側は論告で「家庭内暴力撲滅に関する2004年の法律に違反し、精神的に夫を追い詰めた」と述べた。これに対し被告人である妻は「夫はめったに帰宅せず、帰宅した時はいつも酒に酔っていた。このような状態でも妻は笑顔で迎えないといけないのか。私は殺人などしていない。この求刑は不公平だ」と涙を流して抗議した。
この裁判がSNSで取り上げられると「夫が悪いことをして、なぜ怒ってはいけないのか」などと求刑に反対する多くの声が寄せられた。次回の裁判は25日に開かれ、弁護士や被告人による弁護・弁論が行われる。