12月2日、兼松が小売り向けの個包装の冷凍食品の販売を開始した。
ジャカルタ首都圏で展開するイオンのスーパー4店舗でまず先行発売を行う。バンテン州タンゲラン県の「イオンBSDシティー」店では2~15日まで特設ブースを設けてプロモーション販売を実施。イオン全店では日本食メニューを中心に和風唐揚げ、ハニーチキンウィング、鶏餃子、たこ焼き、スタミナ牛焼肉、うどん3種など合計8種類を販売する。
小売り向け冷凍食品としては、コロナ禍の冷凍食品買い溜め需要に対応するため、日本食メニューを中心に合計19種類の製造を行う。特に、近年日本食の人気が高まるなか現地の人々にもなじみの日本食となったうどんは、「肉うどん」「カレーうどん」「ピリ辛味噌つくねうどん」と豊富な品揃え。日本水準の品質と味の特徴を活かしながらも、インドネシアでも受け入れられやすい味に設計した。また国産のハラルうどんというのも特徴である。
兼松のインドネシア合弁会社、首都ジャカルタ郊外で操業するグループ会社の食品工場カネモリー・フード・サービスの工場で生産し、兼松トレーディング・インドネシアが卸売りを手掛ける。2022年1月からはローカルスーパーや地方都市でも卸売業者(ディストリビューター)を経由して全国に販売する見通しである。