12月30日、インドネシアの新型コロナウイルス対策のための活動制限(PPKM)が全面解除となった。
解除前、少なくとも1回のブースターワクチン接種者に対する移動制限はほとんど撤廃されていたものの、依然として屋内でのマスク着用と公共スペース入場時に追跡アプリ「プドゥリリンドゥンギ」の使用が必須であった。今回、全面解除となったことでマスクの着用やアプリの使用も不要となった。
ジョコ・ウィドド大統領はPPKM解除決定の理由として、最近の感染状況が制御できていたことと、国民のほとんどがコロナウイルスに対する抗体をすでに取得している点を挙げた。
一方で、屋内や人が密集している場所ではマスクを着用し、ワクチン接種によってリスクに留意するなど、ウイルスに対する警戒を続けるよう国民に促した。