バリ島クタビーチで、ウルトラマンが掃除をする姿が話題を呼んでいる。ウルトラマンの正体は、日本人男性の鈴木ヒロマサさん。鈴木さんはウルトラマンのコスチュームを着て、朝夕の2回ビーチに現れ、ほうきを使って手際よく掃除をしている。
鈴木さんは2016年からバリを訪れ、特に海が荒れて漂着ごみが増える時期に清掃活動を行っている。これまでも中国や香港、インドなどを訪れ、環境保護のために清掃活動を行ってきたという。地元メディアの取材に対し鈴木さんは「ビーチを訪れる人が関心を持ち、一緒に掃除をしてくれたらいいなと思います」とコメントした。もちろん関心を集めるだけでなく、ごみ問題が地球の環境を脅かしていることも伝えたいと話す。
環境衛生局のデータによると、2022年10~12月にクタビーチに漂着したごみの量は650トンで、2023年3月まで増加し続ける見込み。