ジャカルタ高等裁判所は4月11日、2024年の次期総選挙(議会選)を延期するよう命じた中央ジャカルタ地裁の一審判決について、司法権を逸脱しており決定する権限はないとして棄却する判決を下した。
中央ジャカルタ地裁は3月2日、選挙参加申請が却下された新党、人民公正繁栄党(プリマ党)の訴えを認め、同党の選挙参加と延期を命令していたが、選挙管理委員会(KPU)が控訴していた。プリマ党は提訴前、総選挙監視委員会(Bawaslu)に対し、政党登録で不合格となったことは不当と訴えたものの、KPUによる行政違犯はないと結論づけられた経緯がある。プリマ党参加の是非については現在も審議中で、4月23日に結果が明らかとなる見込み。