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熱中症・脱水症にご注意を!インドネシアの複数都市で真夏日が続く

(c) Liputan6.com

4月中旬、東南アジア広域が熱波に見舞われ、各地で記録的な暑さが観測された。4月19日にはインド西部で国内観測史上最高気温となる51℃が記録された。同時期にインドネシア各地でも、最高気温34〜35℃の真夏日・猛暑日が続いた。この現象について、ネット上では暑さに対する不満の声とともに、その原因は何か憶測が飛び交っている。

気象気候地球物理学庁(BMKG)は、同期間インドネシアの地表空気の最高気温が通常と比較し高温であったことには注目しているものの、アジア諸国で発生した熱波はインドネシアでは発生していないと主張している。確かにインドやパキスタンの比ではないが、熱波ではないならば暑さの理由は何だろうか。

大きな理由はインドネシアが乾季に入り始めたこと。インドネシア地方の雨雲の発生率は大幅に低下し、日照時間が伸びている。さらに雲が少ない日が続き、晴天時の日射量が増加したことで、気温と体感温度が上昇した。東南アジア地域の4月の気候は、気候学的に太陽の動きの影響を受けやすい。地球温暖化と気候変動の影響もあり、2023年は特に気温の急上昇が予想されている。BMKG は、今後熱波がより高い頻度で発生する可能性について言及し、将来的にインドネシアが熱波と干ばつに見舞われる危険性に警鐘を鳴らしている。