5月2日にインドネシア・ウラマー評議会(MUI)本部を空気銃で襲撃した後に急死したムストファ容疑者(60)が、過去にMUI宛の脅迫状を複数回にわたって送りつけていたことが明らかになった。
メンテン地区警察署によると、これらの脅迫状は主に自身を神の代弁者、つまり預言者として認めることおよび議長との面会をMUIに求める内容であったが、この要求が受け入れられなかった場合には国やMUIの要人に対して銃器を用いて攻撃するつもりであると書き記されていた。また、2022年7月25日付でMUIに送付された脅迫状には、ジャカルタ警視庁宛のメッセージも記されており、警視庁にナイフを手に乗り込むつもりであることに加え、MUIの議長との面会が叶わない場合は終身刑または銃殺されることを望むと記されていた。
警察は、テロ組織との関連性はないと判断している。