マレーシア海域で5月1日に石油タンカーの火災が発生し、リアウ諸島バタム島の海岸地域にはタンカーから流出した黒い石油が漂着している。
リアウ諸島の特別犯罪責任者によると、衛生データに基づき、漂着した黒い油は火災が起こった石油タンカーからのものであると確認された。タンカーはガボン船籍で、中国からシンガポールへ向かう途中、マレーシア海域で火災が発生した。石油の流出面積は13.7平方キロメートルと推定されている。環境庁および湾岸管理局と調整し、タンクローリーによって石油などの廃棄物をくみ上げる方針である。
バタム島の漁師によると、3日頃から黒い油の漂着が確認され始めた。漁網に黒い油で付着しているため、通常の漁を行えない状態だという。