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結婚拒否 慣習法で男性に罰金支払い命令

(c) Kompas

東ヌサトゥンガラ州中北部ティモール県のクファムナウ地方裁判所は5月3日、同居をするも結婚を拒否され被害を受けたとして起訴した女性の訴えを認め、アダット(慣習)法に基づき、相手の男性に罰金5000万ルピアを支払うよう命じた。

原告女性の弁護士によると、2人は大学生の頃から同居し、現在は7歳と4歳の子ども2人に恵まれたものの、男性側が明確な理由なく結婚を拒否したという。女性は地元の保健センターで助産師として勤務しており、男性は大学卒業後、定職についていなかった。

罰金は男性の家族から女性へ手渡しで支払われ、お互いの家族が同席した。代理人は、本調停は最高裁判所の規定に則っており、両者合意の上と説明している。