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5月のインフレ率が鈍化 想定より早く目標範囲に

(c) TheJakartaPost

中央統計局(BPS)は6月5日、5月の消費者物価指数(CPI)の前年からの上昇率(インフレ率)が4%になったと発表した。過去12カ月で最も低い水準まで低下した。

中央銀行はインフレ率の目標範囲を2~4%としており、達成時期は第3四半期になると予想していたが、この予想よりも早く目標範囲の上限に達したことになる。なお、4月のインフレ率は4.33%で目標範囲を超えた水準だった。

前月の消費者物価指数と比較すると、食品・飲料・タバコ部門は上昇し、アパレル部門や運輸部門が下落した。これは、4月にあったラマダン・レバラン期間が終了したことで航空運賃などが落ち着いたことを反映している。

6月はエルニーニョ現象によって暑さが続き、農作物の収穫に影響が出た場合、食品価格が上昇するリスクがある。加えて、イドゥル・アドハ(犠牲祭)や学年末の休みが月末にあることで運輸部門でも価格上昇がみられる可能性がある。