インドネシアの象徴であるガルーダに似ていることから1992年にインドネシアの国鳥に指定された希少種ジャワクマタカの雛が、西ジャワ州で専門家により発見された。
グデ・パンランゴ国立公園センターと猛禽類保護協会の関係者が、西ジャワ州チアンジュールのチボダス国立公園内で生後10日のジャワクマタカの雛を発見した。6月11日に行われた記者会見では、3日に雛を初めて目撃したという。この雛はマンダラという名の雄とワンギという名の雌の子で、親鳥は2010年からこの地域に生息しているという。ジャワクマタカは2年に一度繁殖期を迎え、一度に卵を一つしか産まないことで知られている。
ジャワクマタカは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されており、動植物の保護に関する政府規則「1999年第7号」により、インドネシア政府の保護下にもある。