東ジャワ州ブリタール市の入国管理局は6月19日、インドネシア国籍だと偽り12年間インドネシアに居住していたとして、シンガポール国籍の男(66)を逮捕した。出国手続きの面談の際に出生地などに不審な点があり発覚した。職員から質問を受けた男は、最終的に正式な帰化申請を行っていないことを認めた。
男は同州トゥルンガグン県の私立大学で英語の講師として働いており、インドネシア人と結婚し、子供もいるという。住民登録証(KTP)や家族カード(KK)、出生証明書を所持していたが、名前や年齢、出世地はすべて偽の情報が記載されていた。また、すべての書類はトゥルンガグン県の住民・民事登録局から発行されており、入国管理局は詳しい経緯を調べている。
今後、証拠が揃えば裁判に持ち込み、証拠不十分の場合は、強制帰国措置に着手する予定。