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上位中所得国へ復活 コロナで一時後退し3年ぶり

(c) TheJakartapost

世界銀行の最新データによると、インドネシアの2022年の1人当たりの国民総所得(GNI)が前年比で9.8%増加して4580米ドルとなり、上位中所得国に格上げとなった。

世界銀行は毎年、1人当たりGNIのデータをもとに各国の分類を更新しており、1人当たりGNIが4466米ドル以上の国が上位中所得として位置づけられる。インドネシアは2019年に初めて上位中所得国入りを果たしたものの、コロナ禍の影響を受け2020年と2021年は下位中所得国へ後退していた。

財務省財政政策局のフェブリオ局長は、2021年に10%以上に上昇した貧困率が2022年には一桁台に回復したこと、雇用水準がコロナ前の水準に戻りつつある中、失業率が低下していることの2点を改善要因として挙げた。