製紙・パルプ大手のアジア・パシフィック・リソーシーズ・ホールディング(APRIL)グループはこのほど、計33兆4000億ルピア(約22億米ドル)を投じて板紙包装分野に事業を拡大する計画だと明らかにした。
APRIL傘下のリアウ・アンダラン・パルプ・アンド・ペーパー(RAPP)のシホル・アリトナン社長は「インドネシア政府は下流部門の成長を促している上、パルプ・紙の世界的需要が増加しており、今回の事業拡大計画はこうした政策や状況に沿ったものだ」と説明した。
新事業に向けた建設は開始しており、操業は2023年第4四半期(10~12月)を見込んでいる。
APRILグループの主力製品である印刷用紙の生産施設は依然としてフル稼働しているが、同社は成長余地の大きな包装部門へと事業を広げる意向だ。