保健省のモハンマド・シャフリル報道官は8月7日、イギリスで流行している新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「EG5.1(通称エリス)」が、すでに国内に流入しているとして注意喚起を呼びかけた。
シャフリル報道官は「エリスは今年3月にジャカルタで初めて確認され、ゲノム解析の国際データベース(GISAID)に登録された。その後、現在までに12例が報告されている。しかし国内における新型コロナウイルスの重症度や死亡率には影響しない」と地元紙の取材に答えた。
エリスはオミクロン株「XBB.1.9.2」系統の子孫株で、世界の36の国と地域で確認されており、世界保健機関(WHO)は「監視中の変異株(VUM)」リストに追加している。