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世界2か所でしか見られない神秘的な自然現象 イジェン火山の青い炎

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東ジャワ州バニュワンギ県にあるイジェン火山。コバルトブルーの火口湖があり、日中でも十分素晴らしい景色が見られるのだが、夜になるとブルー・ファイア・クレーターの「青い炎」こと、夜空に向かって青い光がいくつも放たれる、なんとも神秘的で貴重な光景を目にすることができる。この不思議な現象の正体は硫黄。岩の亀裂から噴出する約600℃の硫黄ガスが燃焼する際に発生する光が、青い炎のように見えるのである。

ブルー・ファイア・クレーターに行くためには、ボンドウォソ市からいくつもの稲田、サトウキビ畑、コーヒー農園を眺めながら歩みを進め山頂まで、夜間に数時間の距離をハイキングしなければならない。入山料は地元の人は平日3000Rp、週末は7500 Rp、観光客は10万Rp。入山できる時間と人数に制限があるので注意が必要。ガイド付きのパッケージツアーや宿泊施設を活用すれば、神秘的な光景を無理なく安全かつ快適に目にすることができるのでおすすめだ。

古代、イジェンの火口は現在よりも広大であったが、3500年程前に発生した大規模な噴火によりメラピ山が生まれ、今の大きさになった。イジェンはジャワ語に由来し「孤独」を意味する。周囲に他の山がたくさんあるなか、イジェンだけが火山であることを示していると考えられている。