インドネシア政府はこのほど、新たに出した大統領規則第2号により、2023年の歳入目標額を引き上げると明らかにした。これにより、歳出額を増やすことが可能になる。
今回の措置は、2022年の大統領規則第75号を改定するもの。下院予算委員会、インドネシア銀行と協議した上で決定したという。
新規則により、歳入目標額はこれまでから4.58%増の2110兆ルピア(約1300億米ドル)になった。インドネシア政府は歳入に占める法人税などの所得税について修正予算で、以前より12%増の1040兆ルピアになると予測している。これが今回の歳入目標額の引き上げにつながったという。ただし、付加価値税(VAT)の税収目標額は以前から1.4%減の731兆ルピアになるとの見方だ。