カーナビゲーションシステムで欧州最大手のオランダのトムトム社が毎年発表している世界渋滞都市ランキングで、2022年に29位であったジャカルタは2023年には30位へとひとつランクを下げた。
しかし、ジャカルタの渋滞は増加傾向にあり、平均的なジャカルタ市民が2023年にラッシュアワーに車を運転した時間は、その前の年に比べて10時間21分長い117時間だった。また、10キロを走行するのに要する平均時間は2023年では23分20秒であり、その前の年よりも40秒長かった。
新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着き、交通規制が撤廃されたことにより、ジャカルタの渋滞は元に戻りつつある。ただし、パンデミック以前ではジャカルタは常にトムトムのランキングで10位以内に入っており、現在の渋滞の度合いはパンデミック前のレベルにまではまだ戻っていない。