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スカブミ市のブンハッタ拘置所が公式に文化財に指定される

(c) travel.detik.com

インドネシア共和国のムハンマド・ハッタ初代副大統領とスタン・シャフリル初代首相が拘置されていたスカブミ市の家が、2023年12月5日にスカブミ市の文化財指定会議にて正式に文化財として指定された。

二人が拘置されていた家は、スカブミ市のGunungpuyuh区、Bhayangkara通りに位置する。1926年に建てられたこの家はもとはオランダの検査官の住居であり、家の正面には覆うように高い木が並んでいる。家がある通りは後にDr.Vogelweg通りと呼ばれる主要道路となり、現在ではBhayangkara通りと改名されている。

コロニアルスタイルの連棟建ての家で、外から見ると1軒の家のように見えるが、内部は仕切りで2戸に分かれている。家の後ろの部分には台所があり、2戸はこの台所によって結ばれている。1942年2月3日から同年の3月22日までの短い期間ではあったが、仕切られたそれぞれの部分にハッタ初代副大統領とシャフリル初代首相が居住していた。シャフリル初代首相はバンダネイラ出身の3人の養子リラ、ミミ、アリと一緒に住んでいた。

スカブミ市は今後この家を歴史的な観光名所にしようと計画している。重要な文化財であるとともに、観光名所としてスカブミ市の経済発展に寄与することが期待されている。