中央ジャカルタのイスタナ(大統領宮殿)で1日、モハンマド・マフット氏がジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領に政治・法務・治安調整相を辞するとして、辞表を提出した。2019年10月から同相を任されたマフット氏は、ジョコウィ大統領に敬意と感謝の意を表した。
マフット氏は今月14日に行われる次期大統領選に副大統領候補として出馬しており、今後は大統領候補のガンジャル・プラノウォ前中部ジャワ州知事の陣営で選挙活動に集中する。これを受け、マフット氏を擁立する闘争民主党(PDPI)は、官職を離れたマフット氏の決断を評価した。また汚職撲滅委員会(KPK)のエリー・リジャナ元長官も「権力欲をコントロールできる指導者の模範となった」と述べた。
なお、マフット氏の後任として、ティト・カルナフィアン内務相が政治・法務・治安調整相代理として兼任する。