中央統計庁(BPS)によると、2023年の外国人観光客は前年(590万人)の約2倍にあたる1,100万人以上で、パンデミック前の2019年(1,610万人)には及ばなかったものの、観光省の目標である850万人を上回った。ASEAN諸国を除くと、オーストラリアからの観光客が最多で、インド、アメリカと続く。バリが最も人気の観光地だった。
インドネシアホテル・レストラン協会(PHRI)のアラン氏は「政府主催・推進の国際イベントにより、MICE (企業等の会議、研修・招待旅行、国際会議、展示会)での予約が増加した。」と述べた。ASEANサミットの他に、FIFAワールドカップなどの国際スポーツ大会、コールドプレイやスリップノットなどのコンサートも開催された。
観光省は今年の目標を1,430万人としている。海外からの訪問者は安定した国内情勢を好むため、達成できるかは選挙の経過次第と見られている。