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インドネシア語の地位向上、国際舞台において使用されることに期待

(c) kompas.com

昨年末、伝統薬ジャムゥが国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産として認定された。それに先んじて、インドネシア語がユネスコの公式言語に決定したことが発表された。これをもってユネスコの公式言語は英語、フランス語、ロシア語、北京語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、アラビア語、ヒンディー語、インドネシア語の10言語となった。世界を代表する9言語と同等の高い地位が、インドネシア語に与えられた。

2億7500万人以上の話者を擁するインドネシア語は、インドネシアの多様な民族間の連結を果たす重要な役割を果たしている。世界52か国においてインドネシア語のカリキュラムが導入されており、国際的にも強い存在感を示している。

インドネシア語に対する意識の向上は、国際的な連携の促進、UNESCOとの協力の強化、そして国際的な文化の発展に向けたインドネシア政府の取り組みの一環として位置づけられている。隣国のマレーシアやインドが未だ国家言語を定められていないのに対し、インドネシアは早い段階から言語の結束力の重要性を注視し、1928 年の「青年の誓い」における宣言に基づき、インドネシア語が統一語として採択された。今後インドネシアの首脳層が国内外で誇りを持ってインドネシア語を使用することが期待される。