ジョコ・ウィドド大統領(通称ジョコウィ)は、政府が米価格のバランスを維持する上でジレンマに直面していると述べた。利益を増やしたい農民は高価格を求め、一方消費者は手頃な価格を求めているからだという。
大統領は「我々は難しい立場だ。米の価格が下がれば農民に叱られ、上がれば女性たちに叱られる。」と述べ、人口2億7千万人のインドネシアの食糧管理における政府の業務は容易ではなく、年間3,100万トンの需要を満たすため、米の生産には気候状況などの課題があるとした。
大統領はまた「農家の生産が多ければ良いが、先日のように乾期が長いと田植えが遅れ、水が過剰になる。雨が激しいと洪水に遭う物もある。さらには1万7千の島々に広がるインドネシアの地理的多様性が国中の食糧の流通と対応を複雑にしている。」と語った。
大統領は1月に始まった政府による米の援助が6月まで続くと断言したが、それ以降は国の予算の状況によるとした。