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3度目にしてついに圧勝 プラボウォ次期大統領のこれまでの歩み

(c) kompas.com

先月24日中央選挙管理委員会(KPU)は、プラボウォ・スビアント氏とギブラン・ラカブミン・ラカ氏の大統領および副大統領当選を正式宣言した。3度目の出馬にして勝利を収めたプラボウォ氏の軌跡を辿る。

元陸軍特殊部隊(コパスス)の司令官プラボウォ氏が政界の表舞台に戻ったのは2004年の大統領選挙。ゴルカル党の大統領候補の選考に敗れた同氏は、離党してグリンドラ党を結成。当時の国民信託党(PAN)党首との立候補を計画したが成立せず、メガワティ・スカルノプトゥリ前大統領を候補として推す与党・闘争民主党(PDIP)に接近。メガワティ−プラボウォ組は26.79%を獲得し2位につけるも、ユドヨノ−ブディオノ組が60.80%の得票で圧勝した。

2014年の大統領選挙では、グリンドラ党と民主党が密接な関係にあったことから、ジョコウィ氏と組むとの噂が広まっていた。しかし民主党は当時ジャカルタ知事として人気を高めていたジョコウィ氏を大統領候補に指名し、ユスフ・カラ(JK)氏と共に出馬させた。プラボウォ氏は副大統領候補に国民信託党のハッタ・ラジャサを選び、大統領候補として出馬。53.15%対46.85%という接戦の末、再度敗北を喫した。そして今年、プラボウォ−、ギブラン組は58.58%の得票率でついに勝利を収めた。