世界中のさまざまな国の伝統的な料理、食材、レストランを紹介するグルメ情報サイト「テイスト・アトラス」が、インドネシアのおいしい飲み物・おいしくない飲み物のランキングを発表した。
インドネシアの飲み物ワースト1に選ばれたのは、コーヒーに直接炭火を入れるジョグジャカルタの代表的なコーヒー「コピ・ジョス」。1960年代に露天商によって初めて作られたと言われており、炭には風味付けだけでなく酸を中和する作用もあると考えられている。ワースト2は中部ジャワの「セコテン」。生姜シロップ、練乳、サゴ、ココナッツ、ピーナッツなどが入った温かい飲み物で、夜間によく飲まれる。ワースト3は西ジャワのスンダ人の間で生まれた「バンドレック」。生姜汁、黒砂糖、シナモンにスターアニス、クローブ、コリアンダーシードなどのスパイスを加える。
対するトップ1はハッピーソーダこと「ソーダ・グンビラ」。ココパンダンシロップ、練乳、ソーダ水を混ぜて作る、子どもたちに人気のピンク色のソーダ。トップ2はコーヒーパウダー、水、砂糖を混ぜてお湯を注ぎ、上澄みを飲む「コピ・トゥブルック」。トップ3はジャコウネコのふんから未消化のコーヒー豆を採取して作られる「コピ・ルアク」。世界で最も高価なコーヒーとして知られており、苦味がなく甘い香りが特徴。