西スマトラ州のラナ・ミナンは、玄関口のコタ・パダンだけでは語り尽くせない魅力を持つ地域である。豊かな食文化や雄大な自然、ミナンカバウ族の伝統が息づき、多彩な体験を楽しめる。旅行メディア「コンパス・ドットコム」の情報を基に、その要点を紹介する。
まず味わいたいのはミナン料理だ。ミナンカバウ国際空港到着後は、パダン・パリアマン名物「カトゥペッ・グライ・トゥンジャン」を朝食に。パンタイ・パダンの海鮮、パダン・パンジャンの人気料理「サテ・マック・スユクル」も外せない。伝統的な料理「ビカ・タラゴ」、地元ロースター「コピ・キニコ」「ソロック・ラジョ」など、スイーツやコーヒー文化も充実している。郷土料理ルンダンの製造工程はセントラ・ルンダンで見学できる。
自然と文化も見どころが多い。パダンからブキッティンギへの道中には「エア・テルジュン・レンバ・アナイ」がそびえ、パダン・パンジャンの「ムゼウム・ブスタニル・アリフィン」で歴史を学べる。タナ・ダタルの「パンダイ・シケ」ではソンケット織りを見学し、ブキティンギではジャム・ガダンやンガライ・シアヌックの景観が広がる。
旅の締めくくりには、ルンダンのパッケージ商品やクリピック・サンジャイ、地元コーヒーを土産に。西スマトラは、美食・自然・文化が凝縮した魅力的な旅先である。



















