中部ジャワ州クラテンに、樹齢数百年の巨大なガジュマルの木陰に佇む天然プール、ウンブル・シゲダン=カピラレルがある。ウンブルとは「湧き水」を意味し、その名の通り今も自然の水がこんこんと湧き続ける泉だ。かつて周囲にバナナが群生していたことが「シゲダン」の由来とされ、さらにオランダ植民地時代に製糖工場へ水を引くための「Capillaer(カピラレル)」という言葉が訛って地名として残ったともいわれる。
特筆すべきは、空の青さを映す鏡のような透明度である。二つの水源がひとつの池につながり、直径約20メートルの水面は底まで透き通る。魚の群れと一緒に泳げるほか、浅瀬に座れば足元に魚が寄ってくる“フィッシュセラピー”のような体験もできる。ガジュマルの根や蔓が作る造形も絵になり、写真好きにもたまらない。
また、古木にありがちな怪談めいた雰囲気とは無縁で、純粋な癒やしスポットとして親しまれているのも特徴だ。入場料はわずか10,000ルピア。クラテンで、涼しさと透明な水に包まれる贅沢を味わってみては。
もうひとネタ!
入場料には飲料水代も含まれているという嬉しいサービス付きである。 日曜日は通常より1時間長い17時まで営業しており、夕方の静寂なひとときを狙うのもおすすめだ。



















