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スマトラ島沖地震から16年生き別れた家族をSNSで発見

マレーシアに住むラヒム・サイドさん(52)は、2004年12月にスマトラ島沖地震の津波で、妻子と連絡が取れなくなっていた。

ラヒムさんによると、当時、妻のスルヤティさんは娘のヌルルさんと親族の結婚式に出席するためアチェ州へ帰省中、街が津波に飲み込まれた。その後、親族や友人に妻子の安否を確認すると、亡くなったと返事があったという。

ヌルルさんの親族と疎遠になった後もラヒルさんは、何とか2人の生存を確認しようと情報を求めていたが、発見には至らなかった。しかし、今月6日になってSNSのユーザーから、情報公開サイトでスルヤティさんたちがアチェ州で元気に暮らしており、ラヒムさんを探していると朗報が入った。

ラヒムさんは「今まで妻子のために祈りを忘れなかった。偉大なる神のおかげだ」と話しており、新型コロナウイルスが収束をみせた際に会おうと、今はオンラインビデオで話をしているという。