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インドネシアの首都はいつヌサンタラ(IKN)に正式移転されるのか?

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IKNヌサンタラの広報担当者トロイ・パントウ氏は「IKNヌサンタラへの首都の正式移転がいつになるかは、大統領令の発行時期に完全に委ねられています」と述べた。その上で同氏は「今年に入り、一部の国防および安全保障の人員が、カリマンタン東部の新首都候補地であるクタイ・カルタヌガラ地区とペナジャム・パセール・ウタラ地区に移送され始めました。公務員の移動は、国家行政の指示に従って段階的に行われており、今年12月までに38の省庁と政府関連機関から約1万2000人がIKNに移転することになっています」と現状を説明してくれた。

首都移転完了までのプロセスは5段階に分けられている。2022年〜24年の第1段階では、行政・立法・司法機関の施設を備えたエコシステムの開発と約26万人の初期移転が計画されている。25年〜29年の第2段階では中心地域と交通ネットワークの拡大、住宅地の開発等が予定されている。30年〜34年の第3段階では工業地域やスマートシティの開発が本格化する。35年〜39年の第4段階ではヌサンタラ、サマリンダ、バリクパパンの3つの都市のすべてのインフラとエコシステムの構築を目指す。そして40年〜45年の第5段階ではすべての中央政府機能が移転された人口約190万人の新首都が完成する予定である。