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インドネシアの税関で大量処分された流行中のタイのクリームパン

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タイ国内に複数の店舗を構える有名カフェ「After You」の、内側にはバタークリームぎっしり、外側にはミルクパウダーたっぷりのクリームパン「カノムパン・ヌーイ・ソート」が大流行し、ちょっとした騒動となっている。同商品は教育機関の問題点を提議するためにわざと「ソット」を「ソート」と誤表記して限定発売された商品であったが、人気が出て定番商品化したもの。ストロベリー、バター、チョコ、ヌテラ、パンダンココナッツカスタードクリームなどいくつかのバリエーションがあり、価格は1箱約120バーツ(約5万2000Rp)で販売されている。

洋服や化粧品などの海外商品の購入代行ショッピングアプリ「Jastip」でも、同店のクリームパンの購入代行依頼を見かけるようになった。当然値段は割高で、1箱約10万 Rpで販売されているケースもある。そしてJastipで高値で販売されるようになったことが、スカルノ・ハッタ空港の税関でのクリームパン騒動を引き起こした。税関、医薬品食品監督庁は、2月中の33件の取り締まりの結果、タイから持ち込まれた2564箱、重さにして約1トン、価値にして総額約4億Rpに上るクリームパンを押収、廃棄した。これらは1人で数十から数百箱のクリームパンを携帯し、商業目的と疑われたケースである。